セミオーダー住宅はどこまで自由?間取り・設備・費用を経験者が解説!

セミオーダー住宅でどこまで自由

セミオーダー住宅って、注文住宅ほど高くないのは魅力だけど、自由度が低そうで不安…

家づくりを検討し始めた時、誰もがそんな風に感じるのではないでしょうか?

私もそうでした

結論から言うと、セミオーダー住宅でも、間取りや設備、内装である程度の自由を確保しながら、理想の住まいを実現することが可能です!

例えば我が家の場合、リビングを広く見せるために壁を取り払い、開放的なLDK空間を実現しました!

リビングを広く見せるために壁を取り払い開放的なLDK

この記事では、実際にセミオーダー住宅で家を建てた経験をもとに、

  • どこまで自分の希望を叶えられたのか
  • 費用はどのくらいだったのか
  • 後悔しないためのポイント

など、リアルな情報をお伝えしていきます。

  • セミオーダー住宅だと、希望する設備を選べないんじゃないの?
  • 間取りの自由度が低くて、結局妥協しなきゃいけないんでしょ?

そんな疑問をお持ちのあなたも、この記事を読めば、セミオーダー住宅に対する不安が解消されるはずです。

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セミオーダー住宅でどこまで自由?間取り・設備・内装を徹底解説!

セミオーダー住宅でどこまで自由?間取り・設備・内装を徹底解説!

セミオーダー住宅は、具体的にどこまで自由度があるの?

そんな疑問を解消すべく、間取り・設備・内装のそれぞれの項目において、どこまで自由が効くのか、具体的な例も交えながら詳しく解説していきます。

間取り:どこまで自由?部屋数変更や壁の移動は可能?

間取りは、住み心地を大きく左右する要素の一つ。

家族構成やライフスタイルによって、必要な部屋数や広さ、動線は大きく異なりますよね。

セミオーダー住宅では、基本的にはベースとなる間取りプランが用意されていますが、ハウスメーカーによってはある程度の変更が可能です。

間取りでできること
  • 部屋の大きさや配置の変更
  • 壁の位置の移動
  • 収納スペースの追加・変更
  • 間取りの反転

ひとつずつ見ていきます!

間取りで可能①:部屋の大きさや配置の変更

「子供が小さいうちはリビングを広く使いたいけど、大きくなったら子供部屋も必要になるし…。」

そんな風に、将来的な間取りの変化に悩んでいませんか?

ご安心ください!セミオーダー住宅なら、部屋の大きさや配置を調整できます。

例えば、子供が小さいうちは家族みんなが集まるリビングを広く確保しておき、子供が大きくなったら部屋を間仕切りして子供部屋にする、といったことも可能です。

このように、セミオーダー住宅なら、ライフステージの変化に合わせて、柔軟に間取りを変更できます。

家族構成の変化にも対応できるよ

間取りで可能②:壁の位置の移動

「広々としたLDKで、家族とゆったり過ごしたい…!」

そんな夢も、セミオーダー住宅なら叶えられます。

セミオーダー住宅では、壁の位置を自由に移動できます。

例えば、リビングとダイニングの間の壁を取り払ってしまえば、広々とした開放的なLDK空間を作れます。

最近人気の、リビング・ダイニング・キッチンが一体となった広々空間も、実現可能です。

壁をなくすことで、家族のコミュニケーションもより一層深まるね

間取りで可能③:収納スペースの追加・変更

「収納スペースは、あればあるだけ便利!」

そう思っていませんか?

もちろん、収納は多いに越したことはありません。しかし、家全体の広さや予算には限りがあります。

そこで重要なのが、「必要な場所に、必要なだけの収納スペースを確保する」という考え方です。

セミオーダー住宅なら、ウォークインクローゼットを設けたり、パントリーを広くしたりと、収納スペースをライフスタイルに合わせてカスタマイズできます。

例えば、

  • 服が多い方は、ウォークインクローゼットを設けて、洋服をスッキリ収納
  • 食料品のストックが多い方は、パントリーを広めに確保

といった具合です。

何をどこに収納するか計画を立ててみよう

間取りで可能④:間取りの反転

「せっかくなら、日当たりの良い明るいリビングにしたいけど、土地の向き的に難しいかも…」

そんな悩みをお持ちのあなたも、セミオーダー住宅なら大丈夫!

セミオーダー住宅は、土地の形状や周辺環境に合わせて、間取りを反転させることができます。

例えば、南側に庭がある場合、通常はリビングを北側に配置することが多いですが、間取りを反転させることで、リビングを南側に配置することが可能になります。

南向きのリビングは、日当たりが良く、明るく暖かい空間になるため、家族みんなが自然と集まる、快適なリビングになるでしょう。

日当たりと風通しは重要

≫自然光や通風について詳しく見てみる

間取りで難しいこと

間取りで難しいこと
  • 構造体に影響するような大規模な間取り変更: 建物の強度に関わる柱や梁などの構造体に影響するような変更は、安全性の面から難しい場合があります。
    • 構造体に影響するような変更は、別途補強工事が必要になる場合があり、費用も高額になるケースが多いです。
  • 2階建てを3階建てにするなど、階数の変更: 階数を変更する場合、建築基準法などの関係で、大規模な設計変更が必要となり、対応が難しいケースが多いです。
    • 階数の変更は、建築確認の申請からやり直す必要があるため、時間と費用がかかります。
  • 建物の形状自体を変えるような変更: 四角形の建物をL字型にするなど、建物の形状自体を変えるような変更も、構造やコスト面から難しいでしょう。
    • 建物の形状を変更する場合、設計が複雑になるため、費用が高額になる傾向があります。

建物と基礎を変更するのは難しいです

間取りのポイント

  • 構造体の変更を伴うような大規模な間取り変更は、別途費用が発生したり、対応が難しい場合があります。
  • 変更可能な範囲は、ハウスメーカーやプランによって異なるため、事前に確認が必要です。
  • 間取り変更の希望を伝える際は、具体的なイメージを伝えることが重要です。写真や図面などを活用すると、よりスムーズに伝わります。

間取り変更の例

リビング階段

リビング階段

リビング階段とは、リビングの中に階段を設置する間取りのことです。家族のコミュニケーションが取りやすく、空間を広く見せる効果もあります。

スキップフロア

スキップフロア

スキップフロアとは、床の高さを半階ずつずらした間取りのことです。空間を立体的に活用することができ、開放感のある空間を作ることができます。

空間を有効活用できるだけでなく、おしゃれな雰囲気を演出できるというメリットがあります。

ロフト

ロフト

ロフトとは、天井高さを利用して設けた屋根裏部屋のことです。書斎スペースや収納スペースとして活用することができます。

設備:どこまで自由?最新設備の導入やグレードアップは可能?

キッチンやお風呂、トイレなどの設備は、毎日の暮らしやすさを大きく左右する要素の一つ。

使い心地はもちろんのこと、デザイン性も重視したいポイントです。

セミオーダー住宅では、標準仕様で設定されている設備から選択することが一般的ですが、グレードアップしたり、オプションで追加したりすることも可能です。

設備でできること
  • キッチン設備のグレードアップ
  • 浴室設備のグレードアップ
  • トイレのタンクレス化
  • 床暖房の設置
  • 太陽光発電システムの導入

設備で可能①:キッチン設備のグレードアップ

「毎日使うキッチンだからこそ、こだわりたい!」ですよね?

セミオーダー住宅なら、キッチン設備をグレードアップできます。

例えば、

  • 収納力抜群のカップボードを追加して、スッキリとしたキッチンに
  • 掃除のしやすいIHクッキングヒーターに変更して、家事の時短を実現
  • ワークトップを高級感あふれる人工大理石に変更して、理想のキッチンを実現

など、あなたの希望に合わせて、キッチンの機能性とデザイン性をアップグレードできます。

毎日使う場所だからこそ、妥協したくないですよね

設備で可能②:浴室設備のグレードアップ

「一日の終わりには、自宅でゆっくりと疲れを癒したい…。」

それも叶うのがセミオーダー住宅なのです。

浴室乾燥機をミストサウナ付きのタイプに変更したり、バリアフリー仕様にしたりなど、あなたの希望に合わせて、浴室をカスタマイズできます。

最近は、体を芯から温め、リラックス効果も期待できるミストサウナや、雨の日でも洗濯物を乾かせる浴室暖房乾燥機が人気です。

お風呂は心の洗濯だから重要

設備で可能③:トイレのタンクレス化

毎日使う場所だからこそ、トイレは清潔に保ちたいもの。

でも、トイレ掃除って、面倒ですよね…。

特にタンクの周りの掃除がしにくく、ついつい後回しにしがちになってしまいますよね。

そこでおすすめなのが、タンクレストイレです!

セミオーダー住宅では、オプションでタンクレストイレを選択できる場合があります。

タンクレストイレは、タンクがないので、見た目もスッキリ!

掃除もしやすく、汚れが溜まりにくいので、清潔さを保てます。

さらに、タンクレストイレは、従来のトイレに比べて節水効果も期待できます!

タンクレストイレは見た目も機能性もgood!

設備で可能④:床暖房の設置

「冬になると、家の中が寒くて、なかなかリラックスできない…」

冷え性さんには床暖房の設置を考えてみませんか?

セミオーダー住宅なら、リビングやダイニングなど、部屋の一部だけに床暖房を設置することも可能です。

床暖房は、足元から部屋全体をじんわりと温めるので、エアコンのように風が吹いたり、部屋が乾燥したりする心配もありません。

冷え性にはマストアイテム

設備で可能⑤:太陽光発電システムの導入

「電気料金が値上がりして、家計への負担が増えている…」

そこでおすすめしたいのが、太陽光発電システムの導入です!

太陽光発電システムは、太陽の光を電力に変えて、家庭内で使う電気をまかないます。

そのため、毎月の電気代を大幅に削減できます。

「でも、太陽光発電って初期費用が高そう…」

確かに、太陽光発電システムの導入には、ある程度の初期費用がかかります。

しかし、電気代の節約効果に加え、余った電気を電力会社に売電することも可能です。

つまり、初期費用は、電気代の節約と売電収入で将来的に取り戻せる可能性があるのです。

太陽光発電システムは環境にもお財布にも優しい

設備で難しいこと

設備で難しいこと
  • プランに含まれていない設備の導入: ハウスメーカーが対応していない設備や、特殊な設備を導入するのは難しい場合があります。
    • 希望する設備がある場合は、事前にハウスメーカーに相談してみましょう。
  • 極端に高額な設備の導入:予算を大幅に超えるような、高額な設備の導入は難しいでしょう。
    • 設備のグレードアップは、費用がかさむ原因の一つです。予算と相談しながら、必要な設備を厳選しましょう。
  • 対応メーカーが限定されている場合がある: 設備によっては、対応しているメーカーが限定されている場合があります。
    • 特定のメーカーの設備にこだわりがある場合は、事前に確認しておきましょう。

設備のポイント

  • 設備の変更は、追加費用が発生する場合があります。
  • 希望する設備がある場合は、事前にハウスメーカーに相談し、対応可能かどうか、費用はいくらかかるのかを確認しましょう。
  • ショールームなどで、実物を見て、実際に触れてみることが大切です。

設備のグレードアップ例

タッチレス水栓

タッチレス水栓

センサーに手をかざすだけで水が出るため、衛生的で、水量の節約にもなります。

特に、小さなお子様がいるご家庭では、衛生的で安全なタッチレス水栓がおすすめです。

食洗機

食器洗い乾燥機

食器洗いの手間を省き、節水にも繋がる人気の設備です。

食器洗い乾燥機を導入することで、家事の負担を減らすことができます。

浴室テレビ

浴室テレビ

お風呂に入りながらテレビを見ることができる、リラックスタイムを充実させる設備です。

浴室テレビがあれば、長風呂も楽しくなりますね。

内装:どこまで自由?壁紙や床材、照明は自由に選べる?

内装は、住まいの雰囲気を大きく左右する要素の一つ。
好みのテイストや色使いで、自分らしさを表現することができます。

セミオーダー住宅では、壁紙や床材、建具などを、いくつかの選択肢の中から選ぶことができます。

内装でできること
  • 壁紙の選択
  • 床材の選択
  • 建具の色やデザインの変更
  • 照明器具の選択
  • コンセント・スイッチの位置の変更

内装で可能①:壁紙の選択

リビングの壁紙をアクセントクロスにしたり、寝室の壁紙を落ち着いた色合いにしたりと、部屋ごとに雰囲気を変えられます。

最近は、レンガ調やコンクリート調など、おしゃれな壁紙も増えています。

アクセントクロスでメリハリもつけられるよ

内装で可能②:床材の選択

フローリング、カーペット、畳など、部屋の用途に合わせて床材を選ぶことができます。

フローリングにも、様々な種類があります。色味や素材感によって、空間の雰囲気が大きく変わります。

変わらず無垢材は人気!

内装で可能③:建具の色やデザインの変更

ドアや窓枠などの建具の色やデザインを選ぶことで、空間に統一感を出すことができます。

シンプルなデザインから、アンティーク調のデザインまで、様々な建具があります。

ドアノブの種類が多すぎて悩みまくりました

内装で可能④:照明器具の選択

ダウンライトやペンダントライトなど、様々な種類の照明器具から選ぶことができます。

照明は、空間の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。照明計画も安全に行いましょう。

暗いかなと思ったけど、スポットライトもつけたから大丈夫

内装で可能⑤:コンセント・スイッチの位置の変更

生活動線を考えて、コンセントやスイッチの位置を変更することも可能です。

コンセントの位置は、家具の配置にも影響するため、事前にしっかりと検討しておきましょう。

何個まで無料か確認してみて

内装で難しいこと

内装で難しいこと
  • 構造体に影響するような内装変更: 壁を撤去したり、天井を高くしたりするなど、構造体に影響するような内装変更は難しい場合があります。
    • 構造体に影響するような内装変更は、強度計算が必要になる場合があり、費用も高額になります。
  • 極端に高額な素材の利用: 大理石や高級木材など、予算を大幅に超えるような高額な素材の利用は難しいでしょう。
    • 内装材にも、様々なグレードがあります。予算と相談しながら、適切なものを選びましょう。
  • 対応メーカーが限定されている場合がある: 内装材によっては、対応しているメーカーが限定されている場合があります。
    • 特定のメーカーの製品にこだわりがある場合は、事前に確認しておきましょう。

内装のポイント

  • 内装の変更は、追加費用が発生する場合があります。
  • ショールームなどで、実物サンプルを確認しながら選ぶと良いでしょう。
  • 照明は、空間の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。照明計画も安全に計画しましょう。

内装の変更例

エコカラット

エコカラット

エコカラットとは、調湿効果や消臭効果のある内装材のこと。リビングや寝室など、様々な場所に使用することができます。

エコカラットは、デザイン性も高く、機能性も兼ね備えているため、人気のある内装材です。

間接照明

間接照明

間接照明とは、天井や壁に光を当てて、反射光によって空間を照らす照明のこと。落ち着いた雰囲気を演出し、空間を広く見せる効果もあります。

間接照明を効果的に使うことで、空間の雰囲気をガラリと変えることができます。

ニッチ

ニッチ

ニッチとは、壁を凹ませて作った飾り棚のこと。小物を飾ったり、収納スペースとして活用したりすることができます。
ニッチは、空間のアクセントになるだけでなく、収納スペースを増やすこともできます。

セミオーダー住宅の自由度を左右する3つの要素

セミオーダー住宅の自由度を左右する3つの要素

ここまで、間取り・設備・内装のそれぞれの項目における自由度について解説してきました。

しかし、セミオーダー住宅の自由度は、ハウスメーカーやプラン、予算によって大きく左右されます。

ここでは、セミオーダー住宅の自由度を左右する3つの要素について、詳しく解説していきます。

ハウスメーカーによる自由度

ハウスメーカーによって、セミオーダー住宅に対する考え方は大きく異なり、それがそのまま自由度の高さに反映されます。

自由度の高いハウスメーカーの特徴
  • 完全自由設計を得意としており、セミオーダーでも顧客の要望を最大限に叶えようとする姿勢がある。
    • 顧客の要望をじっくりとヒアリングし、一緒に理想の家づくりを目指してくれる会社を選びましょう。
  • 多様なプランやオプションが用意されており、選択肢が豊富である。
    • プランやオプションが豊富であれば、それだけ自分の理想に近づける可能性が高まります。
  • 経験豊富な設計士が在籍しており、顧客の要望を丁寧にヒアリングし、最適なプランを提案してくれる。
    • 設計士との相性も重要です。自分のイメージをしっかりと伝えられる、信頼できる設計士がいる会社を選びましょう。
自由度の低いハウスメーカーの特徴
  • ローコスト住宅を得意としており、コストを抑えるため、自由度は低めに設定されている場合が多い。
    • ローコスト住宅は、価格を抑えることを最優先にしているため、自由度は低くなる傾向があります。
  • プランやオプションが限定されており、選択肢が少ない。
    • あらかじめ決められたプランから選ぶ必要があり、間取りや設備の変更が難しい場合があります。
  • 標準仕様以外の変更には、追加費用が大きい。
    • 少しでも自由度を高めようとすると、高額な追加費用が発生することがあります。

このように、ハウスメーカーによって自由度が大きく異なるため、事前の情報収集が非常に重要となります。

ホームページやパンフレットなどで、各社のセミオーダー住宅に対する考え方や、施工事例などを確認しておきましょう。

展示場や完成見学会に足を運んで、実際に家を見てみることもおすすめ

プランの見分け方

ハウスメーカーが用意しているプランによっても自由度は大きく異なります。

標準プラン

基本的な間取りや設備が決まっており、変更できる範囲が限られているプランです。

コストを抑えたい方におすすめですが、自由度は低めです。


間取りや設備を大きく変更することはできませんが、壁紙や床材など、内装である程度自分らしさを出すことは可能です。

セレクトプラン

いくつかのオプションの中から、自分の好みに合わせて選択できるプランです。

標準プランよりも自由度は高いですが、その分、価格も高くなる傾向があります。

キッチンやお風呂などの設備を、いくつかのグレードから選択することができます。

セミオーダープラン

標準プランをベースに、ある程度の変更を加えることができるプランです。

自由度とコストのバランスが取れたプランと言えるでしょう。

壁の位置を移動したり、収納スペースを追加したりするなど、ある程度の自由な設計が可能です。

自分がどの程度の自由度を求めているのか、予算はどのくらいかなどを考慮しながら、適切なプランを選ぶことが重要です。

予算内でおさめるポイント

当然のことながら、予算が大きければ大きいほど、自由度は高くなります。

間取りや設備の変更、内装のグレードアップなど、自由度を高めるためには、その分割高な費用が発生するのも事実。

予算内で理想の住まいを実現するためには、以下のポイントを意識しましょう。

優先順位をつける

間取り、設備、内装など、どの項目にこだわりたいのか、優先順位を明確にしておきましょう。

全てを叶えようとすると、予算が膨らんでしまう可能性があります。

優先順位を明確にすることで、予算内で満足度の高い家づくりを実現することができます。

無駄なオプションを省く

本当に必要なものかどうかをしっかりと見極め、無駄なオプションを省くことで、コストを抑えることができます。

ハウスメーカーによっては、必要のないオプションを勧めてくる場合もあります。

本当に必要なものかどうか、しっかりと検討しましょう。

早期契約割引などを活用する

ハウスメーカーによっては、早期契約割引などのキャンペーンを実施している場合があります。

このような制度を積極的に活用することで、費用を抑えることができます。

早期契約割引は、数百万円単位で割引になる場合もあるため、積極的に活用しましょう。

セミオーダー住宅とは?注文住宅・建売住宅との違いをわかりやすく解説!

セミオーダー住宅とは?

セミオーダー住宅とは、ハウスメーカーが用意した間取りや設備のプランをベースに、自分の好みやライフスタイルに合わせた変更を加えていく住宅のことです。

注文住宅のようにゼロから全てを設計するわけではないため、「自由設計住宅」や「企画型住宅」と呼ばれることもあります。

例えるなら、「セミオーダーのスーツ」。

体型に合った基本の型紙(ベースプラン)があり、そこに好みの生地やボタン、裏地などを組み合わせていきます。

世界に一つだけのオリジナルスーツの完成です。

セミオーダー住宅も同様に、「ある程度決まった枠組みの中で、自分らしさをプラスしていく家づくり」なのです。

項目注文住宅セミオーダー住宅建売住宅
自由度★★★★★★★★☆☆★☆☆☆☆
価格
工期
設計ゼロから設計ベースプランを元に部分変更変更不可

表からもわかるように、セミオーダー住宅は、注文住宅と建売住宅の良い部分を併せ持つ、バランス型の住宅です。

メリット:コストと自由度のバランスが魅力!セミオーダー住宅を選ぶメリットとは?

賢くコストを抑えながら、理想の住まいを実現!

注文住宅に比べて、間取りや仕様がある程度決まっているため、コストを抑えられます。

資材の大量仕入れや効率的な建築工程が可能になるためです。

また、打ち合わせ回数が少なく済むこともコストダウンに繋がります。

例えば、同じ広さの家を建てる場合でも、注文住宅に比べて数十万円〜数百万円のコストダウンになることも珍しくありません。

限られた予算内で、最大限の理想を叶えたいという方に最適です。

短工期で、新生活をいち早くスタート!

間取りや仕様がある程度決まっているため、プラン決定から着工までの期間を短縮できます。

注文住宅の場合、プランニングから完成まで1年以上かかることも珍しくありません。

しかし、セミオーダー住宅なら、半年〜1年程度で完成することも可能です。

新居での生活を一日でも早く始めたい方、転勤などの都合で、できるだけ早く住居を決めたい方に最適です。

完成イメージが掴みやすく、安心の家づくり!

間取りや設備のプランが具体的に提示されるため、完成イメージを掴みやすいのも大きなメリットです。

間取り図やパース、3Dシミュレーションなどを活用することで、具体的にイメージを膨らませることができ、ギャップを減らすことができます。

家づくりは、完成するまで実際に住む空間を確認することができません。

そのため、完成イメージを具体的に掴めることは、大きな安心感に繋がります。

「こんなはずじゃなかった…」という後悔を減らそう

ある程度の自由度で、自分たちらしさを表現!

完全自由設計の注文住宅と比較すると自由度は下がりますが、間取りや設備、内装など、ある程度自分の希望を反映できます。

例えば、

  • 家族が集まるリビングを、もっと広く開放的にしたい
  • 料理が楽しくなるような、おしゃれな対面式キッチンにしたい
  • 収納スペースを増やして、スッキリとした暮らしを実現したい
  • 集中できる書斎スペースが欲しい

といった要望も、セミオーダー住宅であれば叶えられます。

デメリット:自由度の制限と個性に限界あり、知っておきたい注意点

自由度に制限があり、思い描いた家が100%実現できないことも

注文住宅のように、ゼロから間取りや設備を決めることはできません。

あらかじめ用意されたプランの中から選ぶ必要があるため、自分の理想と完全に一致するプランが見つからない場合もあります。

しかし近年ではセミオーダー住宅でも、様々なニーズに対応できるよう、プランのバリエーションが豊富になっている傾向があります。

ベースプランが同じため、個性が出にくいことも

ベースとなるプランが同じため、他の家と似通ってしまう可能性があります。

内装や外装である程度個性は出せますが、間取りレベルで大きく変更を加えることは難しいでしょう。

しかし、内装や外装の選択肢を工夫することで、自分だけの個性を表現することも可能です。

希望する仕様を選べない場合もある

設備や建材などは、メーカーやグレードが限定されている場合があります。

希望するメーカーやグレードがある場合は、事前に確認しておくことが重要です。

こんなはずじゃ…と後悔しないためにも事前確認しておこう

失敗・後悔しないためのハウスメーカーの選び方|5つのポイント

ハウスメーカーの選び方

数あるハウスメーカーの中から、自分にぴったりの会社を見つけることは、容易ではありません。

家づくりは、一生に一度の大きな買い物。
だからこそ、信頼できる会社に依頼したいものです。

ここでは、失敗しないハウスメーカー選びのポイントを5つ紹介します。

これらのポイントを参考に、信頼できる会社を選び、理想の住まいを実現しましょう。

自由度の高さ:希望のレベルを実現できる会社?確認すべきポイントを紹介!

まずは、希望するレベルの自由度を提供してくれる会社かどうかを確認しましょう。

ホームページやカタログをチェック!

施工事例やプラン例などを確認し、デザイン性や自由度の高さを確認しましょう。

ホームページやカタログは、会社の顔となるものです。

デザインや内容が充実している会社は、信頼できる可能性が高いと言えるでしょう。

比較する前にカタログをたくさんもらえる一括請求サイトを使ってみよう!

間取り変更の範囲を確認!

構造体に影響がない範囲であれば、間取り変更が可能な場合が多いですが、具体的な範囲や費用については事前に確認が必要です。

壁の移動や収納スペースの追加など、希望する間取り変更が可能かどうか、事前に確認しておきましょう。

どれだけリビングが広くなりますか?って質問ばっかしてた…

設備・内装の選択肢を確認!

標準仕様でどの程度のグレードのものが採用されているのか、オプションで選択できるものにはどのようなものがあるのか、事前に確認しておきましょう。

ショールームなどで、実際に設備や内装材を確認させてもらうことも可能です。

選択肢が多すぎてなかなか決められなかったよ

過去の施工事例でイメージに近い家は?

ホームページやカタログに掲載されている施工事例だけでなく、実際に建てられた家を見学させてもらうことも可能です。

自分たちのイメージに近い家があるかどうかを確認しましょう。

完成見学会は、実際の家の雰囲気を掴む良い機会です。積極的に参加してみましょう。

外観はこれ、内装はこれとイメージに合うものを探して

価格のわかりやすさ:追加費用で後悔しないよう、透明性の高い料金体系の会社は?

住宅購入は高額な買い物になるため、価格の透明性は非常に重要です。

追加費用が発生しにくい、わかりやすい料金体系を採用している会社を選びましょう。

標準仕様の内容は?

何が標準仕様に含まれているのか、しっかりと確認しましょう。

標準仕様が充実している会社であれば、追加費用を抑えることができます。

会社によって標準がだいぶ違うよ

見積もりは詳細に提示してくれる?

総額だけでなく、項目ごとの内訳がわかる詳細な見積もりを提示してくれる会社を選びましょう。

見積もりの内訳が不明瞭な場合は、遠慮なく担当者に質問しましょう。

⚪︎⚪︎一式なんてありえないから注意

追加費用が発生する場合は、事前に説明してくれる?

間取りや設備の変更など、追加費用が発生する場合は、事前にしっかりと説明してくれる会社が安心です。

後から高額な追加費用を請求されることのないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。

事前確認はメモに残しておこう

デザイン性:理想の住まいを実現!デザイン力で選ぶ会社選びのポイント

家は、そこに住む人の個性を表現する場所でもあります。

デザイン性の高さも、会社選びの重要なポイントです。

ホームページやパンフレットのデザインは?

会社の顔となるホームページやパンフレットのデザインが洗練されている会社は、デザインに対する意識が高いと言えるでしょう。

デザインが良いホームページやパンフレットは、見ているだけでもワクワクしますよね

イメージに近い施工事例はある?

ホームページやパンフレットに掲載されている施工事例だけでなく、実際に建てられた家を見学させてもらうことも可能です。

自分たちのイメージに近い家があるかどうかを確認しましょう。

実際に建てられた家を見ることで、その会社のデザインの特徴を掴むことができます。

3Dパースなどで具体的なイメージを掴ませてくれる?

間取り図だけでなく、3Dパースや模型などを用いて、具体的なイメージを掴ませてくれる会社であれば、完成イメージとのギャップを防ぐことができます。

3Dパースや模型があると、完成イメージをより具体的に掴むことができます。

対応の良さ:不安を解消!親身になってくれる会社を見つけよう!

家づくりは、長い付き合いになります。

会社の担当者の対応の良さも、重要なポイントです。

我が家の営業担当は紳士です

こちらの要望を丁寧に聞いてくれる?

一方的に話をするのではなく、こちらの要望をしっかりと聞いてくれる担当者であれば、安心して家づくりを進めることができます。

自分の希望をしっかりと聞いてくれる会社かどうか、見極めが重要です。

わかりやすく説明してくれる?

専門用語をなるべく使わずに、わかりやすく説明してくれる担当者であれば、安心して任せることができます。

わからないことがあれば、遠慮なく質問しましょう。

質問に対して、誠実に答えてくれる?

どんな些細な質問にも、誠実に答えてくれる担当者であれば、安心して信頼関係を築くことができます。

誠実に対応してくれる会社であれば、家づくりを任せられますね

アフターフォロー体制:家は建てて終わりじゃない!充実したサポート体制の会社を選ぼう!

家は建てて終わりではありません。

引き渡し後のアフターフォロー体制が充実している会社を選ぶことも重要です。

定期点検はどのくらいの頻度で行われる?

定期点検は、家の状態を保つために非常に重要です。

定期点検の頻度や内容について、事前に確認しておきましょう。

定期点検をしっかりと行ってくれる会社であれば、安心して長く住み続けることができます。

1ヶ月、6ヶ月、1年と点検があったよ

保証期間はどのくらい?

ハウスメーカーによって、保証期間は異なります。

保証内容と合わせて、事前に確認しておきましょう。

保証期間が長いほど、安心です。

今や100年保証を謳う会社も

万が一、トラブルが発生した場合は、どのように対応してくれる?

万が一、雨漏りなどのトラブルが発生した場合、迅速かつ適切に対応してくれる会社を選びましょう。

トラブル発生時の対応は、会社の信頼性を測る上でも重要なポイントです。

いざという時頼りになる会社じゃないと

セミオーダー住宅の費用相場を徹底解剖!坪単価のカラクリや総費用に含まれるものとは?

セミオーダー住宅の費用相場

セミオーダー住宅の費用は、間取りや設備、内装のグレード、選ぶハウスメーカーによって大きく異なります。

「一体いくらくらいかかるの?」「何にお金がかかるの?」

ここでは、費用の目安となる坪単価や、総費用に含まれるもの、そして費用を抑えるためのポイントなどを解説していきます。

坪単価:50万円~80万円が目安!価格を左右する要素とは?

セミオーダー住宅の費用相場は、坪単価で50万円~80万円程度が一般的です。

ただし、これはあくまでも目安であり、以下の要素によって大きく変動します。

  • 使用する建材のグレード
    • 無垢材や高性能な断熱材など、高品質な建材を使用すると、価格は高くなりますが、その分、住み心地や耐久性が向上します。
  • 設備の充実度
    • 最新式のシステムキッチンや浴室乾燥機などを導入すると、価格は高くなりますが、快適な暮らしを実現することができます。
  • 間取りの変更内容
    • 壁の移動や収納スペースの追加など、間取りの変更内容によっては、構造計算が必要になる場合があり、費用も高くなります。
  • ハウスメーカーのブランド力
    • 広告費や人件費などのコストが上乗せされているため、価格は高くなる傾向があります。
  • 建築する地域
    • 地域によって、建築費用の相場は異なります。

総費用:建築費用だけじゃない!忘れがちな費用もチェック!

住宅購入にかかる費用は、建物の建築費用だけではありません。

総費用には、以下の費用が含まれます。

  • 建築費用:建物本体の建築費用です。
    • 基礎工事費、木工事費、屋根工事費、外壁工事費、内装工事費、設備工事費など、様々な費用が含まれます。
  • 付帯工事費用:給排水工事や電気工事、ガス工事などの費用です。
    • 建物本体の工事以外にも、様々な付帯工事が発生します。
  • 諸費用:登記費用や印紙税、火災保険料などの費用です。
    • 住宅ローンを利用する場合、ローン手数料や保証料などの費用も必要になります。

他に引越し費用や、家電を買い替える費用もかかった

注意点:契約前に必ず総費用の内訳を確認!

ハウスメーカーによって、総費用に含まれる範囲が異なる場合があります。

例えば、地盤改良費や外構工事費が含まれていない場合もあるため、注意が必要です。

契約前に、必ず総費用の内訳を確認し、不明点があれば納得いくまで担当者に質問しましょう。

安くする方法はないかひたすらネットで探した時期もありました

坪単価を抑えるコツ:賢く節約!予算内で理想の住まいを実現する方法

  • 無駄なオプションを付けない
    • 例えば、和室を設ける予定がないのであれば、畳コーナーをオプションで追加する必要はありません。
  • 早期契約割引などを活用する
    • 早期契約割引は、数百万円単位で割引になる場合もあるため、積極的に活用しましょう。
  • 家具や家電を自分で用意する
    • インターネット通販などを利用すれば、家具や家電を安く購入することができます。

理想の暮らしをイメージして不要なものはどんどん取りコストダウンしたよ

セミオーダー住宅でどこまで自由?間取り・設備・費用をまとめ

セミオーダー住宅でどこまで自由?間取り・設備・費用をまとめ

セミオーダー住宅で「どこまで」自由が効くのか、具体的な例を交えながら解説してきました。

セミオーダー住宅は、注文住宅と建売住宅のいいとこ取りをした、魅力的な選択肢です。

この記事を参考に、あなたの理想のマイホームを実現してください。

そして、家づくりは、ハウスメーカーとの二人三脚で進めていくものです。

信頼できる会社を見つけ、しっかりとコミュニケーションを取りながら、最高のマイホームを完成させましょう。

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この記事を書いた人

友人の家づくりに刺激を受け、初心者が陥りがちな「まずは住宅展示場へGO!」を実践してしまった私が、初めに知っておきたかった家づくりの知識をまとめました。

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