家づくりは何から始める？最初にやるべきこと＆必要な知識まとめ

家づくりを始めるとき、最初に感じるのは「なにから手をつけたらいいのだろう？」という漠然とした不安ではないでしょうか？

「後悔しない家づくりをしたい」

「家族みんなが心から満足できる、私たちだけの家を建てたい」と。

そんな不安や疑問を抱えているのは、あなただけではありません！

戸建てやマンション、いづれの場合もマイホームを実現するためには、多くの決断と準備が必要です。

この記事では、家づくりの「最初の第一歩」についてお話しします。

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まずは「理想の家について具体的にイメージすること」

家づくりの一番初めのステップは、
「どんな家に住みたいかを具体的にイメージすること」

どんな家に住みたいかを具体的にイメージすること

「具体的にイメージと言われても、何から始めて良いかわからない」という声もあるかもしれません。

例えば、

• 「子どもがのびのびと遊べるスペースが欲しい」
• 「仕事と家事が両立しやすい動線を考えたい」
• 「シュークロが欲しい」

など、具体的な要望をリストアップすることで、自然と理想の形が見えてきます！

「え、そんなこと？」と拍子抜けしたかもしれませんね。

しかし、この「理想の暮らしをイメージする」作業こそ、後々の判断基準となり、家づくり全体の満足度を大きく左右する、非常にパワフルなステップなのです。

実は私自身、以前家づくりを考えた際、この最初の「イメージ固め」を少し甘く見ていた時期がありました。

その結果、「ああ、もっとこうしておけば…」という小さな後悔が残ったのです。

例えば、「なんとなく広いリビングがいいな」という曖昧なイメージで進めた結果、家具を配置してみたら思ったよりスペースが活用しきれなかったり。

逆に、「収納はとにかくたくさん！」と欲張ったものの、実際には使わないデッドスペースが生まれてしまったり…。

だからこそ、声を大にしてお伝えしたい。

この最初のステップに真剣に取り組むことが、あなたの家づくりを成功へと導く、何よりの近道だと。

【ありがちなお悩み】理想を描くって、意外と難しい…？

• 「理想の暮らし、と言われても、具体的に何から考えればいいの？」
• 「夫婦や家族で、なかなか意見がまとまらなくて…」
• 「雑誌やインターネットの情報が多すぎて、逆に混乱してしまう！」

最初はみんな、そう感じるものなのですよね。

真っ白なキャンバスに、いきなり完璧な絵を描こうとするようなものですから、戸惑うのも無理はありません。
でも、心配しないでください。

一つ一つ、丁寧に考えていていきましょう。

何から考えたら良いの？

まずは、「今の住まいの好きなところ・不満なところ」を、具体的に書き出してみることから始めてみませんか。

「朝、キッチンに立つと朝日が差し込んで気持ちが良い」これは、今の住まいの好きな点。

「リビングが狭くて、子どもたちがのびのび遊べないのが悩み」

「収納が圧倒的に足りず、物で溢れかえっている！」

これは、不満な点。

このように、日々の生活の中で感じている「もっとこうだったら嬉しいな」という具体的な不満や、逆に「これは今のままで満足している」というポイントから、理想の暮らしのヒントが見えてくることは、実はとても多いのです。

不満は、理想への大切な道しるべ。

そう捉えると、少し気持ちが楽になりませんか。

家族で意見がまとまらないときは？

これは、家づくりを進める上で、多くの方が直面する壁かもしれませんね。

そんな時は、「これだけは絶対に譲れないこと」と、「できれば叶えたいけれど、状況によっては妥協もできること」に、家族それぞれで優先順位をつけてみるのがおすすめです。

例えば、

ご主人は「集中できる書斎は必須！」

奥様は「家族と会話しながら料理ができる対面キッチンは譲れない！」

お子さんは「自分だけの部屋が欲しい！」など。

全てを完璧に叶えるのは、現実的には難しい場合もあるでしょう。

しかし、お互いの「絶対に譲れないこと」を尊重し合い、本当に大切なことから順番に考えていくことで、不思議と着地点が見えてくるものです。

ここで非常に重要なのは、「なぜそれが譲れないのか」という理由を、感情的にならずに、丁寧に伝え合うこと。

「書斎で仕事を効率的に終わらせて、家族と過ごす時間を少しでも長くしたいから」

「対面キッチンで、料理をしながら子どもたちの様子を見守り、コミュニケーションを取りたいから」

その理由を共有することで、相手の想いへの理解も深まるはずです。

情報が多すぎて振り回されてしまうときは？

これも、情報過多の現代ならではのお悩みですよね。

雑誌もSNSも、魅力的な家で溢れています。

そんな時は、最初から完璧な「理想の家」の全体像を無理にイメージしようとしなくても大丈夫。

まずは、

「わぁ、このリビングの雰囲気、なんだかすごく好きだな」

「この間取り、家事動線が良さそうで便利そう！」

というように、あなたの心が「ピン！」とときめいたものや、「これはいいな」と感じたものを、写真でも、言葉でも、とにかくどんどん集めていく感じでOKです。

お気に入りを集めたスクラップブックを作ったり、スマートフォンで専用のフォルダを作成したりするのも、楽しい作業になるでしょう。

多くの情報に触れることは大切ですが、「情報に振り回される」のではなく、「情報を賢く活用する」という意識を持つことがポイントです。

「情報収集」理想のイメージを膨らませる、私のおすすめ方法

たくさんの建築実例の写真や間取りプランを見て、自分たちの「好き」の輪郭をはっきりとさせていく作業は、家づくりにおいて非常に重要です。

しかし、一つ一つの住宅展示場を巡ったり、各社のウェブサイトを丹念にチェックしたりするのは、かなりの時間と労力を要しますよね。

そこで私が、「これは本当に賢い方法だ！」と心から感じているのが、複数のハウスメーカーや工務店から、一度にたくさんのカタログや実例集を無料でお取り寄せできるサービスを上手に活用することです。

「え、カタログって、結局は宣伝資料でしょ？」

そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ここには私が「この方法を選ぶべきだ」と考える、明確な理由が存在するのです。

①圧倒的な情報量と多様性に、手軽に出会える！

一つの会社だけでなく、様々なデザインテイスト、様々な強みを持つ会社の情報を、自宅にいながら一度に見比べることができるのは、計り知れないメリットです。

自分たちでは思いもよらなかったデザインのアイデアや、新しい暮らし方のヒントに巡り合えるチャンスが、格段に広がります。

まるで、たくさんのモデルハウスを、自分のペースでゆっくりと見学しているような感覚を味わえるでしょう。

私自身が家づくりを検討した際も、最初は

「ナチュラルで温かみのある雰囲気がいいな」

と漠然と考えていたのですが、様々なテイストのカタログに触れるうちに、

「北欧風の洗練されたシンプルさも魅力的！」

「和モダンならではの落ち着いた空間も捨てがたい…」

と、より自分の好みがシャープになり、具体的なイメージへと繋がっていった経験があります。

②家族会議をスムーズに進める、最高の「たたき台」になる！

カタログをテーブルに広げれば、自然と家族の会話が生まれます。

「このリビングのデザイン、素敵だと思わない？」

「こんなキッチンだったら、毎日の料理がもっと楽しくなりそう！」

言葉だけではなかなか伝わりにくい細かなニュアンスやイメージも、具体的な写真や間取り図があれば、家族間でスムーズに共有しやすくなりますよね。

「私はこの部分が好きだけど、あなたはどの点が気になる？」

そんな風に、カタログを指さしながら、お互いの「好き」という感覚や、「ここだけはこだわりたい」というポイントを発見し、丁寧にすり合わせていく。

これは、家づくりという家族全員での共同作業を円滑に進めていく上で、非常に有効なコミュニケーションツールとなるはずです。

③貴重な時間と労力を、大幅に節約できる！

家づくりは、考え、決断しなければならないことが、本当にたくさんあります。情報収集にばかり多くの時間を費やしていては、本当に大切にしたい「家族で話し合う時間」や「じっくり考える時間」が圧迫されてしまいますよね。

一括請求サービスを利用すれば、一度の簡単な入力で、複数の会社の資料が手元に届くので、非常に効率的です。

そして何よりも、「無料であること」がもたらす安心感は大きい。

まだ具体的な計画が固まっていない初期の段階で、高額な相談料を支払ったり、積極的すぎる営業を受けたりするのは、できれば避けたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

まずは気軽に、手元にたくさんの情報を集めることから始められるのは、精神的なハードルも低く、取り組みやすいですよね。

もちろん、建築雑誌やSNSでアイデアを探したり、実際にモデルハウスを見学して空間を体感したりすることも、理想のイメージを豊かにする上では非常に有効な手段です。

ただ最初に、

• 「世の中にはどんな選択肢があるのか」
• 「自分たちの好みは、どの方向性に向いているのか」

といった大きな枠組みを掴むためには、カタログの一括請求は、非常に効率的で、かつ効果の高い方法だと、私は自身の経験からも強く感じています。

選ばなかった他の選択肢とその理由

いきなり設計事務所に相談する

素晴らしい、こだわりの家が実現する可能性は高いでしょう。

しかし、初期費用が発生すること、そして、ある程度自分たちの要望が明確になっていない段階では、何をどのように伝えれば良いのか分からず、結果的に時間も費用も有効活用できない可能性があると感じました。

まずは無料で手に入る情報で、自分たちの「家づくりの軸」をしっかりと作ることが先決です。

最初から一つのハウスメーカーに絞って話を進める

比較する対象がないと、そのメーカーからの提案が、本当に自分たちにとって最良の選択なのかどうかを客観的に判断するのは難しいですよね。

視野を狭めることなく、できるだけ多くの選択肢を知った上で、納得して選びたいと考えました。

「ライフプランニング」も考えて

家づくりは、将来のライフプランに合わせて行うことが大切です。

家族構成やライフスタイル、将来の予定などを考慮して、どのような家に住みたいのかをイメージに追加しましょう。

さらに深掘り！理想の暮らしを具体化する「魔法の質問リスト」

今の住まいに対する不満点を書き出したり、たくさんのカタログを眺めたりする中で、少しずつ「こんな感じの家がいいな」というイメージが湧いてきたら、次はそのイメージをさらに具体的にしていく作業です。

家族みんなで、例えばこんな質問に、それぞれ答えてみるのはどうでしょうか。

• 「朝起きてから、夜眠りにつくまで。家の中で、どんな風に過ごせたら心地よい？」
  
  (例: 朝の光がたっぷり入るダイニングでコーヒーを飲みたい。夜は間接照明のリビングで、家族みんなでゆったりと映画を楽しみたい。)
• 「家族みんなが集まるリビングやダイニングは、どんな雰囲気だと嬉しい？どんな風に使いたい？」
  
  (例: 開放感があって明るい空間。落ち着いたカフェのような雰囲気。床に座ってくつろげる畳スペースのある和モダンな空間。)
• 「自分一人の大切な時間は、家のどこで、どんな風に過ごしたい？」
  
  (例: 静かで集中できる書斎で読書や仕事をしたい。趣味の道具を気兼ねなく広げられる作業スペースが欲しい。一日の疲れを癒せる、リラックスできるお風呂空間。)
• 「毎日の家事（料理、洗濯、掃除）は、どうすればもっと楽に、もっと楽しくなると思う？」
  
  (例: キッチンから洗面所、そして物干しスペースへの動線がスムーズ。洗濯物をたたんだりアイロンがけしたりできるユーティリティスペース。掃除がしやすい素材の床材や壁材。)
• 「お客さんを招くことは多い？その時、どんなおもてなしをしたい？どんな空間でお迎えしたい？」
  
  (例: 広々とした玄関でお客様をお出迎えしたい。リビングとは別に、落ち着いて話せる客間が欲しい。ゲストが気兼ねなく使える、おしゃれなゲスト用トイレ。)
• 「収納は、家のどこに、何を、どれくらいの量をしまいたい？」
  
  (例: 玄関には家族全員の靴や外遊びの道具が収まるシューズクローク。キッチンには食料品や調理器具をたっぷりしまえるパントリー。季節の衣類や家電をまとめて収納できる納戸。)
• 「将来、家族構成やライフスタイルは、どのように変わっていく可能性があるかな？」
  
  (例: 子どもたちが成長したら、それぞれに個室が必要になる。両親との同居を考えるかもしれない。在宅で仕事をする時間が増えるかもしれない。)
• 「どんな家に帰ってきたら、『ああ、やっぱり我が家が一番だなぁ』って心からホッとできるかな？」
  
  (例: 天然木のぬくもりを感じられる、温かみのある家。いつもスッキリと片付いていて、気持ちの良い家。家族の笑顔が自然とこぼれる、明るい家。)

これらの質問に、絶対的な正解はありません。

何よりも大切なのは、家族それぞれの「こうだったらいいな」「こんな暮らしがしたいな」という素直な想いを、言葉にして共有し合うこと。

最初は漠然としたイメージでも、家族で話し合いを重ねるうちに、だんだんと具体的な輪郭が見えてくるはずです。

この作業は、家づくりという長い航海の羅針盤を作るようなもの。

この羅針盤がしっかりと定まっていれば、この先の道のりで迷うことが少なくなり、自信を持って判断を下せるようになるでしょう。

家を建てるため初めにするべきことのまとめ

このようなポイントを参考に、計画的に家づくりを進めていきましょう。

家づくりは家族全員の希望を反映させる大切なプロジェクトです。

自分たちのライフスタイルを具体的に描くことで、家づくりの方向性が明確になります。

また、理想の生活を実現するための優先事項を把握することで、無駄な費用や時間を削減し、効率的に家づくりを進めることができるのです。

少しでも家づくりの不安が軽減され、次のステップに進む準備ができたと感じたなら、ぜひ具体的なライフスタイルを描くための話し合いを始めてみましょう。

家づくりは『一生に一度の大きな買い物』です。

後悔しない家づくりをするために、十分な情報収集、慎重な検討をし、焦らずに一つずつ丁寧に進めていきましょう。