セミオーダー住宅の予算設定|頭金はどのくらい必要?3つのポイント

家を建てたいけど頭金っていくらぐらい用意すればいいの?

セミオーダー住宅を購入する際、ローンを組む人が多いのが事実です。

その際の頭金、悩みますよね。

貯蓄を全て頭金にしてしまうと、不測の事態や今後の生活にお金の余裕がなくなってしまうし、かといって頭金をケチるとローンで借りれる額が減っちゃうなんてことも。

そこで今回は、セミオーダー住宅を購入する場合の頭金の相場、頭金のメリット・デメリット、頭金ゼロの場合のあれこれなどを紹介します。

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セミオーダー住宅の頭金は約10~20%が最多|一方、頭金なしでもOK

セミオーダー住宅の頭金は約10~20%が最多|一方、頭金なしでもOK

実際、私は住宅価格の10%を頭金にしました。

現代は金利がとーてっも低いので、頭金なしでも住宅ローンを組むことが可能です。

でも、やっぱり借入額はなるべく減らしたかったので、⚪︎百万を持って契約しました。

セミオーダー住宅購入の頭金の目安と平均額

セミオーダー住宅購入の頭金の目安と平均額

では一体どのくらいが頭金の相場や平均なのでしょうか?

頭金の平均額とその決め方​

頭金の平均額はどのくらい?

一般的に、住宅購入時の頭金は物件価格の20%程度が目安とされています!

例えば、3000万円の住宅を購入する場合、頭金は600万円が目安となります。

この20%という割合は、住宅ローンの審査を有利に進めるための基準ともなります​。

20%準備できるという、支払い能力を見ているわけです。

頭金の決め方

自分たちの頭金の額を決めるには、

  • 自己資金の確認:手元にある資金や貯蓄額を確認します。
  • ライフプランの設計:将来の出費(教育費、老後の資金など)を考慮に入れた資金計画を立てます。
  • 住宅ローンシミュレーション:ローン返済額をシミュレーションし、無理のない返済計画を立てます​。

以上を考えながら無理せず決めましょう

年収別の頭金の目安​

年収によっても頭金の目安が変わってきます。

無理なく準備できる頭金の目安は異なります。

年収頭金建物代(目安)
300万円150万円1,650万円
400万円200万円1,800万円
500万円250万円1,950万円
600万円300万円2,100万円
700万円350万円2,250万円

一般的には、年収の約10~20%を目安に設定すると良いとされています。

住宅価格に対する頭金の割合

住宅価格に対する頭金の割合は、一般的に20%が推奨されますが、実際には10%未満の頭金で購入するケースも多いです。

我が家もそうです。

頭金が多いと下記の通りメリットもあるので天秤にかけてくださいね。

  • ローンの金利:頭金が多いと、借入額が少なくなるため、総返済額が減ります。
  • 審査の通過率:頭金が多いと、ローン審査に通りやすくなります。
  • 毎月の返済負担:頭金が少ないと毎月の返済額が多くなるため、無理のない範囲で設定することが重要です​。

手元の生活費に負担がないように計画してね!

セミオーダー住宅購入の頭金を準備するメリットとデメリット

セミオーダー住宅購入の頭金を準備するメリットとデメリット

総返済額が減少するメリット​

頭金を多く用意することで総返済額が減少する理由は・・・

頭金を多く用意することで、住宅ローンの借入額が減少します。

借入額が少なくなると、当然ながらローンの元本も減少し、総返済額も減ることになります。

具体的には、借入額が少なくて済む、利息も少なくて済む、とメリットがあります。

借入額の減少

頭金を多く用意することで、借り入れる金額が少なくなります。

例えば、3000万円の物件に対して600万円の頭金を用意すると、借入額は2400万円になります。

この借入額が少なくなることで、支払う利息の総額も減少します​。

利息の負担軽減

住宅ローンは長期間にわたって返済を行うため、利息の支払いが大きな負担となります。

頭金を多く入れることで、元本が減少し、その結果、支払う利息も減少します。

例えば、利率1.5%の35年ローンの場合、3000万円の借入れと2400万円の借入れでは、利息の総額に大きな差が生じます​。

低金利でのローン利用が可能になる​

頭金が多いことで低金利のローンを利用できる理由は?


頭金を多く用意することで、低金利の住宅ローンを利用しやすくなる理由は信用があると見なされるからです。

信用力の向上

銀行や金融機関は、借り手の信用力を重視します。

頭金を多く用意できる借り手は、財務的に安定していると評価され、信用力が高まります。

この結果、低金利のローンを提供される可能性が高くなります​

ローン審査の優遇

頭金を多く入れることで、ローン審査がスムーズに進み、より良い条件で融資を受けられる可能性が高くなります。

金融機関は、頭金の多さを信用力の一つとみなすため、低金利のローンを提案してくれることが多いです​。

リスク軽減

金融機関にとって、借り手が頭金を多く入れることはリスクの軽減につながります。

借入額が少ない分、返済が滞るリスクも低くなるため、低金利のローンが提供されやすくなります。

頭金=信用されると、審査も通るし、金利も低くできそう

頭金を用意する際のデメリットと注意点​

頭金を多く用意することにはいくつかのデメリットや注意点もあります。

流動性の減少

大きな頭金を一度に支払うことで、手元の流動資金が減少します。

緊急時に対応できる現金が不足するリスクがあります​。

投資機会の喪失

頭金として用意した資金を他の投資に回すことができなくなるため、投資収益の機会を失う可能性があります。

例えば、投資信託や株式などに投資していれば、その資金が成長する可能性があったかもしれません​。

もう少し投資してたら儲かったのに・・・

生活費への影響

大きな頭金を用意するために、日常の生活費や将来の教育費、老後の資金などに影響が出る可能性があります。

計画的な資金管理が重要です。

予期せぬ出費に困らないように、余剰金の確保や投資や貯蓄のバランス、将来の収入や支出を見据えた上で頭金は準備しましょう。

半年は生活できるくらい貯金は手元に置いておこう

セミオーダー住宅購入の頭金金額を決める3つのポイント

セミオーダー住宅購入の頭金金額を決める3つのポイント

自己資金のバランスを考慮する​

頭金を決める際には、まず自身の財務状況を把握することが重要です

貯蓄の確認

現在の貯蓄額を確認し、その中から無理のない範囲で頭金を捻出することが基本です。

緊急時に備えて、一定の生活費は残しておく必要があります​。

資産と負債のバランス

持っている資産と現在の負債(他のローンやクレジットカードの残高など)を整理し、資産と負債のバランスを見極めます。

無理なく返済できる範囲で頭金を決定しましょう​。

住宅購入前に車のローンを組んじゃうと、借入額が減らされちゃうので注意!

流動性の確保

大きな頭金を用意することで、手元に残る現金が少なくなり、流動性が低下するリスクがあります。

日常生活や予期せぬ出費に対応するために、ある程度の流動性を保つことが大切です​。

住宅ローンの融資条件を確認する​

住宅ローンを利用する際には、金融機関が提示する融資条件を詳しく確認し、それに基づいて頭金の額を決定することが重要です

金利の種類と利率

固定金利や変動金利など、ローンの金利タイプとその利率を確認します。

頭金を多く入れることで、低金利のローンを利用できる可能性が高まります​。

審査基準

金融機関の審査基準は各社で異なるため、自身の信用情報や収入に基づいて、どの程度の頭金が必要かを確認します。

一般的に、頭金が多いほど審査に通りやすくなり、良い条件のローンを得やすくなります​。

返済計画のシミュレーション

住宅ローンの返済計画をシミュレーションし、頭金の額を変えた場合の毎月の返済額や総返済額を確認します。

無理のない返済計画を立てるためには、これが非常に重要です!

将来の生活を見据えたシミュレーション​

頭金を決める際には、将来の生活を見据えた資金計画を立てることが必要です

将来の収入と支出の見込み

将来の収入の見込み(昇給、ボーナスなど)や支出の予定(教育費、老後の生活費など)を考慮に入れて、無理のない範囲で頭金を設定します​。

ライフイベントの計画

結婚、子育て、転職、リタイアなど、今後のライフイベントを見据えた資金計画を立てます。

これにより、長期的な視野で頭金の額を設定することができます​。

緊急時の備え

病気や失業など、予期せぬ事態に備えて、ある程度の資金を手元に残しておくことが重要です。

頭金を設定する際には、こうしたリスクも考慮して計画を立てましょう

頭金なしでのセミオーダー住宅購入の可能性

頭金なしでのセミオーダー住宅購入の可能性

朗報です!!頭金なしでもローンは組めます!

頭金なしでローンを組む方法​

フルローン(全額ローン)を利用する

頭金ゼロで住宅を購入するための最も一般的な方法は、住宅価格の全額を借り入れるフルローンを利用することです。

フルローンは、住宅価格の100%を借り入れるため、頭金が不要です。

ただし、フルローンは一般的に金利が高くなる傾向があり、審査も厳しくなります。

低頭金ローンや政府支援プログラムを活用する

政府や自治体が提供する支援プログラムを利用することで、頭金なしで住宅を購入することができる場合があります。

例えば、若年層や初めての住宅購入者向けに、低頭金でのローンを提供するプログラムがあります。

また、低所得者向けの支援プログラムも存在します。

地域によりますが、これらのプログラムを活用することで、頭金なしで住宅を購入することができます

親族や友人からの贈与や借入

親族や友人から贈与や借入を受けることで、頭金なしで住宅を購入することも可能です。

親族からの贈与の場合、一定額まで非課税となる制度を利用することで、税負担を軽減できます。

また、親族や友人からの借入についても、条件を整えれば金融機関のローン審査に有利になることがあります​。

頭金なしのリスクと対策​

頭金なしでもいけるけど、リスクもちゃんと考えておこう!

頭金なしのリスク①:返済負担の増加

頭金なしで住宅を購入すると、借入額が全額となるため、毎月の返済額が増加します。

また、総返済額も増えるため、長期間にわたって返済負担が重くなる可能性があります。

特に、金利が上昇した場合や収入が減少した場合に返済が困難になるリスクがあります​。

頭金なしのリスク②:ローン審査の難易度の上昇

頭金なしでのローン申請は、金融機関からの信用評価が厳しくなります。

頭金がない場合、借り手の信用力が低く見られ、ローン審査が通りにくくなる可能性があります。

また、金利が高く設定されることが多いため、総返済額が増加するリスクがあります​。

頭金なしのリスク③:資産価値の変動リスク

頭金なしで住宅を購入すると、資産価値の変動リスクが大きくなります。

住宅価格が下落した場合、ローン残高が住宅の価値を上回ってしまう可能性があります。

この状態では、住宅を売却してもローンを完済できないリスクがあります ​

頭金なしの対策①:返済計画の見直し

頭金なしで住宅を購入する場合、返済計画をしっかりと立てることが重要です。

収入や支出の見直しを行い、無理のない返済計画を立てましょう。

また、繰り上げ返済を活用して、元本を減らすことで、総返済額を抑えることができます​。

頭金なしの対策②:低金利ローンを選択

頭金なしで住宅を購入する場合、できるだけ低金利のローンを選択することが重要です。

複数の金融機関のローン商品を比較検討し、最も有利な条件のローンを選びましょう。

また、変動金利と固定金利のメリット・デメリットを理解し、自分に合った金利タイプを選ぶことも大切です​。

変動と固定どっちがいいか考えてみよう

頭金なしの対策③:緊急時の備えを確保

頭金なしで住宅を購入する場合、緊急時の備えとして一定の貯蓄を確保しておくことが重要です。

予期せぬ出費や収入の減少に備えるために、生活費の3~6ヶ月分の貯蓄を目安に、緊急時の資金を用意しておきましょう​。

頭金なしの対策④:資産価値の保全

資産価値の変動リスクに対処するため、購入する住宅の立地や将来性を十分に考慮しましょう。

市場価値が安定している地域や、将来的に発展が見込まれるエリアの物件を選ぶことで、資産価値の下落リスクを軽減することができます​。

将来どうなるか見越して購入しよう

セミオーダー住宅の予算設定の重要性

セミオーダー住宅の予算設定の重要性

ここまでくると如何に頭金が重要かお分かりいただけたかと思います

またバランスも大切で、セミオーダー住宅の予算設定と基本的な考えや頭金の重要性を色々シュミレーションしてみましょう。

予算設定の基本的な考え方

  • 全体の予算を把握する
  • 自己資金と借入金のバランスを考える
  • 毎月の返済額をシミュレーションする

頭金の役割と重要性

  • 借入額の減少
  • 金利の優遇
  • 資産価値の保全

毎月の返済額はいくらまでならOK?

セミオーダー住宅の予算設定|頭金はどのくらい必要?3つのポイントのまとめ

セミオーダー住宅の予算設定|頭金はどのくらい必要?3つのポイントのまとめ

頭金の重要性は、総返済額の軽減や低金利のローン利用、資産価値の保全など多岐にわたります。

予算設定の基本的な考え方と頭金の役割を理解し、無理のない資金計画を立てることで、理想のセミオーダー住宅を実現することが可能です。

  • 早めの計画立案:住宅購入を考える際には、早めに貯蓄を始め、計画的に頭金を準備することが重要です。
  • 専門家の相談:ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーに相談し、自分に最適な資金計画を立てることをお勧めします。
  • 柔軟な対応:状況に応じて、頭金の額やローンのプランを見直す柔軟性を持つことも大切です。

自身の財務状況や将来のライフプランに合わせて、バランスの取れた予算設定を行いましょう

この記事を書いた人

友人の家づくりに刺激を受け、初心者が陥りがちな「まずは住宅展示場へGO!」を実践してしまった私が、初めに知っておきたかった家づくりの知識をまとめました。

実際に家を建ててみてわかったことを、これから家づくりをする方へ向け、役立つ情報を大公開!

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